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メールマーケティングの基本 Vol.4
~どのようにメールマガジンのコンテンツを構成すればよいか~

コンテンツの構成

実際にメールマガジンのコンテンツを制作する場合、どのような構成にすればよいかイメージできるでしょうか?今回は、メールマガジンを構成するコンテンツ制作に最低限必要な要素を、個別に取り上げていきたいと思います。

差出人

差出人名は、誰から送ってきているメールか、購読者が一目見てすぐにわかるような名称を付けましょう。
日本語の差出人名にすると、購読者に誰のメールマガジンであるか認識させやすくなります。英数字だけの差出人名では、スパムメールに間違われる可能性もあるので注意しましょう。

件名

件名は、メールを受信したときメールを読もうかどうか考える要素になるため、どのような件名にするかがメールマガジンを届ける上で極めて重要です。

中でも、文字数とタイトルの付け方には細心の注意を払う必要があります。

  • 文字数
    購読者は文頭に近い部分を見てメールチェックすることが多いため、文字数は20~30文字程度が適当でしょう。これ以上長くすると、メールソフトによっては最後まで表示されなくなり訴求力に欠けてしまいます。
  • タイトルの付け方
    件名で注目させるには、思わず本文を見たくなる書き方が重要です。
    メールマガジンの本文に絡むキャッチコピーや、「商品プレゼント」「全店舗でセール開催」などのキーワードを件名の最初にもってくることで、メールを受信したときにすぐに目がつき、開封率も高くなります。

本文

本文は、大きく分けて「ヘッダ」「リード文」「目次」「記事」「フッタ」で構成されます。

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  • ヘッダ
    メール文章の先頭部分です。この部分は、メールマガジン全体の統一感を出すため、基本的には毎回同じ装飾・レイアウトを使います。HTMLメールなら、決まったロゴや写真を入れる必要があります。

    購読者に「あのメールマガジン、今回どんな内容なんだろう?」と期待感を持たせ、一目見てプライベートメールと区別する役割もあります。

  • リード文
    主に、挨拶やお礼などを書く部分になります。
    たとえば、私信風に「こんにちは! ○○株式会社の▲▲です。クールビズのシーズンになってきましたね!衣替えはすでにお済みですか?」といったように、購読者に訴えかけたり、季節感やライターの人柄などを盛り込むと、購読者も本文の内容に入り込みやすくなります。

  • 目次
    ある程度ボリュームのあるメールマガジンなら、目次を入れる必要があります。購読者は、メールマガジンの本文全てを読むことは少なく、自身の興味や関心のある記事を中心に読むことが多いので、目次があれば読みたい記事が探しやすくなります。

  • 記事
    商品説明やキャンペーン内容など、メールマガジンで伝えたい内容を目次の見出しに沿って順番に紹介していきます。目次に合わせてそれぞれ見出しを入れ、テキストメールなら装飾や改行などを使い、できる限り読み疲れのしにくい、構成のきれいなメールにまとめる必要があります。HTMLメールであれば、写真やイラストを入れたり、ラインなどの色を挿入して見栄えをよくします。

    また、編集後記を各記事の最後に盛り込み、ライターからのこぼれ話などを載せておくと、メールマガジンに対する親近感がアップし、次の配信も期待してもらいやすくなります。

  • フッタ
    メールマガジンの終わりに位置する部分です。ここには、発行者の名前、メールマガジンのバックナンバーページや解除フォームへのリンク、お問い合わせなどを記載します。メールマガジンの購読を自由に解除できるよう、必ずメールマガジン解除フォームへのリンクは記載するようにします。

目的別のコンテンツ制作

メールマガジンでも、どのような目的で配信するかによってコンテンツ制作の内容も変わってきます。ここでは、代表的なものをいくつかあげてみます。

実店舗の販売促進

購読者に実店舗へ足を運んでもらうために、セール情報や、クーポンへのリンクまたはクーポン画像をそのまま載せることが多いです。
メールマガジンでクーポンを配布する場合は、件名やヘッダ部分に「期間限定でクーポンが使えます!」と記載したり、クーポンを配布していると一目で分かるよう目立たせる工夫が必要です。自社のチラシなどで配布している内容を、メールマガジンの素材として活かす形で掲載するのもよいでしょう。

ECサイトへの誘導

目玉商品の概要や画像をいくつかピックアップして掲載し、特売であればその旨を強調するように件名やヘッダ部分に記載します。さらにいい商品がないか興味をひきたてるため、記事に「詳しい情報はこちら」などと書かれたECサイトへのリンクを載せるなど、サイト誘導に一工夫を行ないます。

製品認知、ブランドイメージ定着

購読者を製品やブランドのファンに近付けるため、製品やブランドの世界観、それら商品を手に入れるとどんな体験が待っているかを購読者に想像させる内容など、質の高い読み物を書く必要があります。そのため、あらかじめ製品やブランドの詳細な情報を制作の早い段階から集め、記事のライティングに時間をかけることが望ましいです。

キャンペーン告知

メール本文を目にしたときに、キャンペーン情報が最初に目に飛び込んでくるようにすると、告知の効果が大きくなります。どのようなキャンペーンが行われるのか、何が目玉なのか、キャンペーン紹介の記事をより目立たせるよう装飾や画像も工夫を凝らす必要があります。

以上、コンテンツ制作の概要をご紹介しましたが、作成にあたっては、購読者の視点に立ったコンテンツにまとめることが必要です。次回は、そうしたコンテンツ制作における注意点や、配信設定について触れたいと思います。

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※記載されている内容は掲載当時のものであり、一部現状とは内容が異なる場合があります。ご了承ください。

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