販売促進支援機能を基軸に、
生産技術と課題解決による強みを活かした新たなブランディングサイトを構築
既存サイト分析から見えてきた複数の改善ポイント
企業の信頼性が伝わるようなサイトにはなっておらず、サイト全体に課題が見えた。デザイン、ユーザビリティー、コンテンツ、集客性、顧客接点の5つの視点にて競合他社との比較分析を行ったところ、まずはデザイン、コンテンツ、ユーザビリティーの3軸に対しての課題が浮き彫りとなった。
営業が提案にWebサイトを有効活用できるようにしたい。といったニーズもあったため、攝津製油の強みをいかに有効にユーザーへ届けるか、改善する必要があった。
勝てる市場で優良顧客化サイクルを確立
SWOT分析から見えた強みを有効活用
外部要因(機会・脅威)と内部要因(強み・弱み)から分析。
既存サイトのSWOT分析結果
これにより、1.生産能力・技術、2.ソリューション、3.認知度のある実績、この3点を有効活用し、勝てる市場で「確実に新規獲得→顧客化→優良顧客化」のサイクルを確立することを提案した。
- 生産能力・技術
市場動向や顧客のニーズに柔軟に対応できる生産能力や技術 - ソリューション
顧客一社一社のビジネス課題を解決する提案力 - 認知度のある実績
こだわりや品質で培ってきた信頼感と高い認知度
また、これらを強みとしてコンテンツに反映していく。
「攝津製油らしさ」を体現したクリエイティブに
サイト評価にて浮き彫りになった課題のうち、クリエイティブ面でも注力しイメージを刷新する必要があった。企業ブランドの世界観が伝わりにくく、「攝津製油らしさ」を表現できていないのが目下の課題だった。
全体の考え方とデザインの方向性・デザインアプローチ
まずは、サイト全体の考え方とデザインの方向性を定めた。攝津製油のひたむきなモノづくりとポジティブな印象を感じさせ、時代にあった新たなイメージで攝津製油の価値を伝える、そんなブランドイメージを醸成するデザインを目指した。
- 「Settsuらしさ」を感じさせるデザイン
サイト全体として「Settsuらしさ」を感じさせるために、攝津製油のシンボルである、ウェーブマークをデザインに反映。 - 「コンテンツを重視した」デザイン
過度な装飾を控えた、コンテンツを引き立てるシンプルなデザインに。様々なコンテンツが存在しても調和を取ることで伝達率をあげる。また、サイト全体のデザインを統一することで洗練された印象を。 - サインデザイン
街、公園、駅や空港、病院、百貨店などの多くの人に共通の意味で認識されている「ピクトグラム」を取り入れ、文字情報以外の補足情報として活用し、ユーザーの直感的なアクションを手助け。 - モバイルファーストを重視したデザイン
いつどこにいても見やすく閲覧ができるよう、モバイルを中心に考えたデザイン設計。ボタンのサイズ、画像サイズ、各要素の余白など各デバイスに最適なデザインですばやく伝達。
コンテンツとユーザビリティーを重視した情報設計
デザインの方向性が具体化されたあとは、いかに顧客に情報を伝えていくか、顧客の求めるコンテンツとユーザビリティーを探った上での情報設計に着手した。カテゴリー設計やナビゲーション設計、探しているコンテンツにスムーズに誘導、サイトに訪れた顧客の迷いをなくすことを重視した構成により、今後は新規顧客へアプローチし、優良顧客化サイクルを確立する施策に繋げていく。
※記載されている内容は取材当時のものであり、一部現状とは異なることがありますが、ご了承ください。