製品カタログサイトからベアリング(軸受)に関する課題解決サイトの構築
今回シナジーマーケティングは、世界のトップブランドとしてNo.1&Only Oneを実現するためKoyoブランドが体現するべき方向性を提案。商品情報や導入事例を紹介する、新たなKoyoブランディングサイトを公開した。
Koyoベアリングの認知度をさらに高めたい
一つ目に、今までのKoyoブランドは、コーポレートサイト内の一事業として紹介されていたに留まり、ベアリング製品のカタログサイトとなっていた。トップブランドとして長年培ってきたKoyoブランドのノウハウや実績が表現されておらず、多くの情報は掲載されているが比較検討中の顧客が求めるものをカバーできていない状態だった。また「ベアリング」で検索した顧客の目に届くよう検索順位の対策にも取り組む必要があった。
コンテンツ、ユーザビリティ、デザイン性
また、サイト訪問者がKoyoブランドの情報にたどりつくための導線、コンテンツ、ユーザビリティ、デザイン性について、それぞれの評価軸から見ても改善の余地があった。今後デジタルマーケティングを定着化させるため、まずはその基盤構築が必要だった。
ニーズのある情報をいち早く提供
既存の製品カタログサイトから、「ベアリングに関する全ての課題を解決する」サイトにするため、潜在顧客の獲得から見込顧客の育成、また販売代理店それぞれにニーズのある情報を提供するために、ターゲットを定義した。
まずは既存顧客と見込層をターゲットとして、訪問動機に応じたWebサイトでのコンテンツを拡張する。
コンテンツ戦略 – 製品情報の整理と事例コンテンツの追加
製品カタログサイトからベアリングに関する全ての課題解決サイトに、をテーマにサイト構成の見直しを実施。
- 既存コンテンツの整理
製品情報を品種別と分野別で展開 - 新規コンテンツの追加
強みや特徴がわかるよう導入事例や活用用途の情報を掲載
上記2点をポイントに、既存の品種別に加え、どの分野で成功したのかを分野別という切り口で情報を整理した。Koyoブランドの強み・特徴、また導入事例や活用用途のアプローチを加え、どのように活用されてきたのか、どのような成果が期待できるのか、比較検討中の顧客が求める情報へと改善した。
ナビゲーション設計
比較検討中の顧客を、探している情報へいかにスムーズに誘導できるかを念頭に、ナビゲーションシステムを提供し、製品を探すための導線を改善。
「メガドロップメニュー」から製品に関連する情報を一覧で確認できユーザーが探している情報を見つけやすくした。また、分野別・品種別のすべてのメニューをひと目で確認できるようなレイアウトを提案した。
メガドロップメニュー
分野別・品種別メニュー
デザインのポイント
世界のトップブランドとしてNo.1 & Only Oneを実現するために、「これだ!」に出会えるリーディング・ブランドとして、Koyoブランドが体現すべき方向性を提案。
- 【先進性】Koyoブランドを体現し、認知拡大へ
- 【機能性】情報設計を最適化し、良質なコミュニケーションを
- 【信頼感】見込顧客・潜在顧客に向けたニーズ別コンテンツを際立たせる
Koyoブランドの顔であるベアリングを「主役」として魅力的に見せることにこだわった。競合を比較しても、堂々とベアリングを見せているページはなかったためKoyoブランドの「機能的で強くて美しい」ベアリングを差別化のポイントに設定。ベアリングの魅力を全面に出すことで、今までと一味違うイメージを伝えられるよう、に工夫を施した。
また、細部にも「ベアリング」を感じさせるようなエレメントを組み込む事で、楽しさ・柔軟さを表現を演出した。
デジタルマーケティング戦略に合わせたデザイン設計で、Koyoブランドと顧客を繋ぐコミュニケーションとして機能することを心がけた。
さらに、Koyoとしてリブランディングもさることながら、コーポレートサイトの1コンテンツからブランドサイトを立ち上げるため、クローラビリティに配慮した情報・導線設計を行った。
現状は、立ち上げの段階だが、継続的な改善運用の提案ができておりサイト・デジタルマーケティングの領域でジェイテクトのビジネスに貢献できるようサイト運用を実施していく。
集客施策
基盤となるKoyoブランドサイトが整ったのち、見込み顧客の獲得と商談への誘導を目指し、中長期的な市場認知施策を実施していく。
「ベアリング」関連の検索での上位表示を目指し、コンテンツマーケティングによる潜在層の集客を提案。ベアリングに関わる顧客の課題を総合的に解決するため、継続的なサイト分析などPDCAサイクルを回し、コンテンツの層を厚くしていく。
<公開サイト>
株式会社ジェイテクト ベアリング(軸受)のKoyoサイト
『EXSEV』はジェイテクトの登録商標です。
※記載されている内容は取材当時のものであり、一部現状とは異なることがありますが、ご了承ください。