費用が半分以下でも、BtoBメルマガで高い開封率は維持!
外資系MAツールから切り替え課題を解決した方法とは?

2000年の創業以来、企業の情報発信やコンテンツマーケティング支援を提供し続けている株式会社グリーゼ様。「人」が「人」に向けて語る「物語」をインタビューを通じて丁寧に制作し、BtoB企業を中心に多くの実績を積み重ねてきました。今回、グリーゼ様が外資系MAツールからSynergy!への乗り換えを決断した背景と、その後について詳しくお話を伺いました。Synergy!の使い勝手やコスト効果、そして実際の運用の知見まで、リアルな体験をお届けします。

インタビュー参加者

写真右より

寺岡 滉平
シナジーマーケティング株式会社 クラウド事業部 第1アカウントソリューションG

福田 多美子 氏
株式会社グリーゼ 取締役

山内 省吾
シナジーマーケティング株式会社 クラウド事業部 第1アカウントソリューションG マネージャー

※部署名・役職は取材当時(2025年2月)のものです

外資系MAツールを使いこなしつつ、運用の知見を蓄積

寺岡 これまで、さまざまなツールのご利用経験があると伺いました。

福田氏 はい、実はMarketing Cloud Account Engagement(旧 Pardot)もAdobe Marketo Engage(旧 Marketo)も使っていたことがあるんです。
私達の業務であるコンサルティングの中では、さまざまなツールを知って理解していることでお客様が悩んでいる課題へのご提案の幅が広がります。
コンテンツマーケティングの会社として、グリーゼはMAが日本に入ってきたタイミングでいち早く(日本で3番目くらいに)導入して使い始めたんです。
実際に使ってみることで、より具体的な提案もできると考えていました。しっかり使いたいということで資格も取得しました。

寺岡 かなり早くから取り組まれていたんですね!今、サポートされているお客様の中でもMAをご利用されている方は多いんですか?

福田氏 そうですね。サポートしているお客様の中には、そういったMAを使っている会社ももちろんあります。

訪れた転機、ツールを見直すきっかけとは?

寺岡 そんな中で、ツールを乗り換えるきっかけはどこにあったんですか?

福田氏 自社でのMA活用や、お客様のコンサルティングを通して、高機能なMAが必要な企業と、MAを使わずもっとシンプルなツールで問題ない企業との二極化を感じました。弊社自身はどちらかと後者でしたので、自社のマーケティングに必要な機能だけに絞って、使いやすいツールに乗り換えようかと、検討をはじめました。

寺岡 自社のフェーズに合ったものが使いやすい、ということですね。

福田氏 そうです。もちろん高機能なMAのすべての機能を使いこなせたら一番良いのですが、人的な要因やコスト的な要因などさまざまな事情から、すべての企業が上手く活用できるとは限りません。自社のマーケティング戦略と重ねて、必要な機能だけに絞って、ツールを選定していく必要があると感じています。弊社の場合、フォーム、データベース、メール配信などを中心に、ツールの選定を行いました。

自社のマーケティング戦略と重ねて、必要な機能だけに絞って、ツールを選定していく必要があると語る福田氏

乗り換えの決め手はコストダウンとスピーディーな対応力

山内 当時は何社かに話を聞いていたんですよね?

福田氏 国産のツールを中心に3社くらいに問い合わせをしました。価格ではもっと安いものもありましたが、その場合フォームで集めたお客様のデータをメール配信に使うとなると、一度データをダウンロードして整形しなければいけないことがわかりました。シームレスにフォームとデータベースが連携しているわけではないので、それはMAを使っていた立場からすると手間が増えてしまいますよね。Synergy!はフォームとデータベースが連携されているため、配信リストや配信解除などの手動連携が不要になりますし、業務の効率化という観点でもいいなと思いました。

山内 ありがとうございます。フォームから得た情報はデータベースに自動で入りますし、すぐにセグメントすることもできるのでお客様とのタイムリーなコミュニケーションも可能です。

福田氏 Gmailのガイドラインが改定されたことも、よりメールに対する意識が上がったきっかけになったかもしれません。配信解除の連携を忘れてしまった場合、お客様は解除したはずなのにメールが送られてしまうと特定電子メール法にも抵触しますし、きちんと遵守しておかなければならない項目です。

山内 確かに、ガイドライン改訂をきっかけに我々にご相談いただくケースも増えました。お客様とのコミュニケーションを活性化することは大切ですが、だからこそきちんと配信解除が漏れなく手間なくできることは重要ですよね。

福田氏 そうですね。また、すぐに連絡を貰えて、我々が考えていた仕組みの話を分解して聞いていただけたことも助かりました。昨今は問い合わせも自動化が進んでいて、フォームやチャットから問い合わせをしてやり取りすることが一般的ではありますが、当時は丁度契約更新のタイミングが迫ってたこともあり、スピーディーな対応を希望していたんです。リプレイスすることで発生するデータの移行作業や、新しくツールの操作を覚え直すという人的なコストも気になっていたので、社内では「やっぱりこのままでいいのではないか?」と現状維持も検討するほどでした。
そんなところに、オンラインでの機能説明をしていただきました。デモ画面を投影しながらデータ移行やメール配信などの操作説明をしてくださり、シナジーの使いやすさを感じました。こうした対応の迅速さ、きめ細やかさに安心感があり、検討がぐっと進みました。

山内 ありがとうございます。

福田氏 機能を組み合わせられるのもいいですよね!フォームだけでいいです、メールも使います、でもLINEは今回は使わないなど機能を選べるので、今の自分達に合った形で運用していけるのが助かります。

対応の迅速さ、きめ細やかさに安心感があり、検討がぐっと進まれたという言葉に喜ぶ山内

なんと費用がこれまでの半額以下に

寺岡 コストパフォーマンスについてはいかがですか?

福田氏 おおよそ、半額以下になったと思います。改めてSynergy!の機能を見ていたんですが、メール配信だけでも色々ありますよね?ステップメール、ABテスト、リターゲティングメール……コスト削減して必要な機能に絞ったと思ってたんですが、実は高機能でした!まだまだやってみたいことが思いつきますね。

寺岡 実際に使いはじめて操作感などはいかがですか?

福田氏 直観的に理解できるボタンの配置や文言だなと日々感じています。これまで使っていたツールでは、操作に慣れるまでに時間がかかった経験がありましたが、Synergy!は、すぐに慣れることができました。
データの移行については、個人情報を扱うので少し神経を使いますが、今回はオンボーディングのプログラムでサポートいただきながら、スムーズに移行できました。

寺岡 ツールの切り替え時は、最初のデータ設計と移行が大変ですもんね。

福田氏 そうなんです、この項目は新しいツールではどの項目になるんだろう?と試行錯誤することも覚悟していましたが、実際にはとてもスムーズに構築して移行することができたんです。

寺岡 良かったです、早速お使いいただいている機能はほかにもありますか?

福田氏 メールを中心に使っていますが、メールについては、テンプレートがたくさんあるのも嬉しいですね。
また、サポートの方も質問したことにとても早く答えてくださいますし、新しい機能が出たときはもちろん、特別なことがなくても「どうですか?」と声をかけてくださるんです。
それがとても嬉しくて、取り残された感じがしないんですよ。サポートの皆さんを含め、我々と一緒にツールを使っている1つのチームのように思えて安心できますね。

寺岡 とても嬉しいお言葉です、サポートチームも喜びます。

サポートの皆さんを含め、我々と一緒にツールを使っている1つのチームのように思えて安心という言葉を嬉しく思う寺岡

メルマガからの高い開封率を維持

山内 現在、配信されているメールマガジンの開封率がとても安定しているとお聞きしました。

福田氏 はい、メールマガジンは、お客様の欲しい情報を届けられるので開封率が30〜40%で安定しています。以前、セグメント分けして4種類のメールマガジンを配信していたこともありますが、開封率は同様に高かったですね。

山内 とても高い開封率ですね!業界にもよりますが、通常、BtoBのメールマガジンでは一般的に20〜30%が平均的な開封率といわれています。

福田氏 ありがたいことに、たくさん見ていただいています。配信解除されたタイミングをジャーナルメールで検知できるようにしているので、どの内容だったかなども振り返りやすく、メールマガジンの運用にいきていると思います。

山内 確かに、結果の管理もしやすそうです。

福田氏 ほかにも調査レポートや事例など、さまざまなお役立ち情報のご連絡や、販促のためのメールを送信することもありますが、そちらも30~50%ほどの開封率で推移しています。

寺岡 今後、やりたいことはありますか?

福田氏 色々やってみたいことがあるんです。フォームのテストもやってみたいですし、もっと活用するためにユーザー向けセミナーや交流会などにも参加してみたいですね。他社がどのような活用をされているのかを知ることで、良い刺激になってますますアイディアが浮かんで来そうです。

寺岡 我々からも、ユースケースなどお伝えできることがたくさんあると思いますので、ぜひ情報交換させてください。
本日は、貴重なお話をいただきありがとうございました。

※記載されている内容は取材当時のものであり、一部現状とは異なることがありますが、ご了承ください。

株式会社グリーゼ
取締役
福田 多美子 氏

株式会社グリーゼ

株式会社グリーゼは2000年の創業以来、企業の情報発信やコンテンツマーケティング支援を提供してきました。とくに、「人」が「人」に向けて語る「物語」をインタビューを通じて丁寧に制作することを強みとし、BtoB企業を中心にWebサイトの導入事例や調査レポート、コラムなどのコンテンツ制作を行っています。近年急速にAIの活用が広がる中でも、「人」が「人」に向けて語る「物語」は、「人」にしかできないという信念をもとに、さまざまなコンテンツ制作に取り組んでいます。

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