歯科業界の課題をITテクノロジーで解決し、患者様に適切な歯科医療を提供できる世界を目指すDeltan株式会社様。自社クライアントの顧客情報をSalesforceで管理し標準機能と他社メール配信サービスを使ってメルマガ配信などを行っていましたが、配信数や配信内容によって設定に時間がかかってしまうことが課題に。そこで、Salesforceのアプリケーションである「Synergy!LEAD」を導入いただきました。今回は、なぜSynergy!LEAD導入へ至ったのか、どのように活用し課題解決ができたのかについて、詳しくお話を伺いました。

写真右より

山内 省吾
シナジーマーケティング株式会社　クラウド事業部　第1アカウントソリューションG　マネージャー

井上 佳洋　氏
Deltan株式会社　代表取締役

徳井 明日香　氏
Deltan株式会社　マーケティングマネージャー

島田 崚晟
シナジーマーケティング株式会社　クラウド事業部　第1アカウントソリューションG

※部署名・役職は取材当時（2024年8月）のものです

成果のでるメルマガ配信をしたい。でも配信作業に1時間以上かかってしまい業務効率化が必要に

山内　まずは、徳井様の担われている業務内容についてお伺いできますか？

徳井氏　私はマーケティング業務全般を担当しております。当社では医療業界に特化したSaaSや医療機器といったサービスを提供していますが、製品・企業ブランディングから施策の企画・実施まで、本当に全てを担っているという形です。イベント出展やセミナーの開催運営、メルマガ配信やWebサイトの更新、各販促物の制作なども、全て対応しています。

山内　なるほど、すごく幅広い業務内容ですね。その中で一番比率が高い業務は何になりますか？

井上氏　徳井さんには事業計画と企画遂行のためのディレクションを一番お願いしていますね。

山内　では、事業計画を立て、その達成のために必要な施策の企画・ディレクションを主に担われているということですね。

徳井氏　そうですね。

山内　その一方で、メール配信の運用や設定も対応されているというご状況かと思いますが、いかに業務負荷を軽減するかが大きな課題感だったのでしょうか？

徳井氏　おっしゃる通りです。以前はSalesforceの標準機能であるリストメール機能を利用してメール配信を行っていたのですが、配信設定にものすごく時間がかかっていました。メールの開封率も高く反響も一定数いただけていたのでメルマガ配信が重要だとは思っているのですが、リストメール機能では一括送信できるメール数の上限が200件しかないため配信数が多いと1,000通のメールを送るのに5回設定しないといけなかったり、送信先が重複しないように手動でリストを除外する必要があったりするなど、メルマガを配信するための業務負荷が大きくなっていました。また、1日の配信上限通数が5,000通までという縛りがあるため、配信対象が5,000件以上ある場合には2日に分けて対応する必要がありました。

山内　実際にどのくらいの時間がかかっていたのですか？

徳井氏　配信リストと原稿がそろった状態でも、リストメールでの配信設定には1時間程度かかっていましたね。

島田　他の業務も多く担われている中で、それは負荷が高いですね……。Salesforceだけでなく他社のメール配信サービスも活用されていたとお伺いしていますが、どのように使い分けていたのですか？

徳井氏　他社のメール配信サービスは、リッチなHTMLメールが作成できるため利用していました。ただ、Salesforceと連携するためにはMarketingCloudライセンスで別のツールが必要で必要以上にコストが嵩む懸念がありました。連携なしのまま結局その他社サービスでメールを配信しても、その記録を書き出し手動でSalesforceへインポートして、と二重の手間がかかってしまうことも課題でした。

山内　リッチなHTMLメールを作成し成果の期待できるメルマガ配信をするためにも、Salesforceとのデータ連携と作業効率の改善が必要だったということですね。

作業時間がなんと3分に！Salesforceとのデータ連携でレポート作成や配信実績の確認も簡単に

山内　ではSynergy!LEADを導入いただいてからはいかがでしょうか？

徳井氏　メール配信を一括で実行することができ、大幅に軽減できました。設定に1時間かかっていた作業が、Synergy!LEADの予約配信機能を利用すると3分程度で設定できるようになり、すごくありがたいです。

山内　それをお聞きできて私も嬉しいです！HTMLメールの作成についてはどうですか？作業効率アップのお役に立てていますでしょうか？

徳井氏　Synergy!LEADは、リッチなHTMLメールも簡単に作成できますし、Salesforceとデータ連携できるのでメールの配信実績も自動で作成されてレポートもすぐに確認できますし、ばっちりです！

島田　ありがとうございます！現在はどのようなときにメール配信を実施されているのですか？

徳井氏　新しい製品や機能がリリースされたときや、イベント出展、セミナーを開催するときにご案内をお送りしています。弊社のハウスリストには歯科医院様や歯科技工所様といったお取り引き様がいるので、お伝えしたい情報にあわせてリストから対象となる方を抽出してセグメント配信をするということも行っています。

山内　なるほど。Synergy!LEADであれば、送信対象セグメントの抽出もワンクリックでできるので送り分けも負荷はそれほど大きくはないですか？

徳井氏　そうですね、以前よりも楽に送り分けが実施できています。

山内　メール配信での集計やレポートも簡単に確認できるようになったとおっしゃっていただきましたが、そのレポートは例えば営業の方のアプローチリストとしても活用されていますか？

徳井氏　まさしくアプローチリストとして活用しています。Salesforceにログインさえできれば営業でも配信結果のレポートをすぐに確認できますし、メールの開封率やクリック率を一覧でレポート化出来るので、特定のメールをクリックした方へ優先してアプローチをかけたりアポの打診をしたりというように、アプローチリストとしてそのまま活用しています。

山内　まさに理想的な活用方法です。ありがとうございます！

コストパフォーマンスの高さと、最新のマーケット動向への対応の良さも決め手

島田　そのほかに、Synergy!LEAD導入の決め手になったことはありますか？

徳井氏　費用が予算内でありながら使い勝手がよくコストパフォーマンスが高いことと、最新のマーケット動向への対応がすごく早いことも決め手でした。最近ではGmailのガイドライン変更があり、当社のハウスリストはGmailでの登録が多いためガイドライン変更によるリスクが大きかったのですが、事業者側だけではなかなか情報の把握や必要な対応をすべてキャッチアップするのが難しくて。そこが、シナジーマーケティングさんでは「ガイドラインを共有して終わり」ではなく、必要な設定の説明や設定自体の大部分をお任せできたので、すごく安心でした。

山内　ちょうど2024年2月にあったGmailのガイドライン変更ですね。

徳井氏　そうです。他社メール配信サービスからもガイドラインの発表はあったのですが、海外のツールでもあったため設定の詳細がわかりづらかったり、質問をしても返事に時間がかかってしまったりしていたので、シナジーマーケティングさんにすぐに対応いただけて安心でした。そういう意味でもコストパフォーマンスが高いと感じています。

オプトアウト・オプトインの設定もユーザーにとってすごくいいUIになっていますよね。メールに配信停止連絡用のURLを記載して、そこをユーザーがクリックすると自動的に自分のメールアドレスが反映できているので、ユーザーに手間をかけさせない良い仕様だと思います。

山内　Deltan様のSynergy!LEAD導入・運用については営業担当とカスタマーサポート担当が支援させていただきましたが、サポート体制についてはいかがでしょうか？

徳井氏　最初に問い合わせたときから、対応や回答がすごく明確で頼りがいがあるなと思いました。色々なことをお伺いしたのですが、電話やZoomで迅速に対応してくれるのですごく助かります。

島田　ありがとうございます！

トラッキング機能を使ってリードにあわせたセールスを行うなど、今後も段階を踏んで活用の幅を広げたい

島田　まだ導入いただいたところではありますが、段階を踏んで、今後新しく活用していきたい機能などはありますか？

徳井氏　今は別のフォームを使っていて特に問題がないのでもう少し先のフェーズにはなりますが、Webトラッキングについては現状特別なツールを使用していないので活用したいなとは思っています。メルマガからのリード獲得が進んでくれば、集めたリードの中でどのページを見たリードが確度が高いのか、受注につながりやすいのかなどを精査して営業のアプローチに活かすというイメージです。

島田　Webトラッキング機能は、弊社内でもインサイドセールスやフィールドセールスがアプローチさせていただくときに、どのページを見たか確認してから話を進めるなど活用している機能ですので、ぜひ将来的にご活用いただきたいです。

徳井氏　そうですよね。段階を踏んで、目指していきたいと思います。

山内　Synergy!LEADもこれからさらにアップデートし、活用いただける幅をどんどん広げていこうと思っておりますので、ぜひ製品の今後にもご期待をいただければと思います。本日お時間をいただき、ありがとうございました！