スパムメールとは

受信者の意向を無視して一方的に送信される電子メール。迷惑メールとも呼ばれる。“無差別かつ大量に・一括でばら撒ける”メールはインターネットの普及とともに急増し、深刻な社会問題となっている。

スパムメールの目的

スパムメールの目的は、商品の宣伝、個人情報の取得、不当請求など、さまざまである。
（例）出会い系サイト・短時間で高収入を謳ったビジネスや副業の勧誘・ねずみ講・マルチ商法・ダイエット関連・株取引などの宣伝、ワンクリック詐欺　など

スパムメールの送信先となるメールアドレス

1. Webページや電子掲示板などに掲出されているアドレスをロボットが大量収集したもの
2. 懸賞応募などでユーザー自らが登録したもの
3. 何らかの契約業務に関連して収集された個人情報の外部流出によるもの
4. 辞書攻撃(辞書にある単語や名前を組み合わせ誕生日などの数字を混在させ作成したもの)　によるもの

スパムメール対策の強化

2024年2月にGmail「メール送信者のガイドライン」が変更された。近年、詐欺や個人情報の流出を狙うスパムメールが増え続けており、深刻な問題になっている。そのような背景から、Googleはユーザーの安全を守るために、ガイドラインをアップデートしたと考えられる。

これによりGmailを使用している個人ユーザーにとっては利便性が向上するが、Gmail宛に大量送信（1日あたり5,000件以上）をしている企業にとっては、変更への対策を講じないとメールがユーザーに届かない可能性が高まる。