導入目的に応じて異なるシステム分布図

1:5の法則とは、新規のお客様を獲得するには、既存のお客様の5倍のコストがかかるという法則。
新規顧客は獲得コストが高いにもかかわらず利益率が低いので、新規顧客の獲得以上に、既存顧客の維持が重要であるという考え方である。

既存顧客は、一度商品を購入しているため、少ない獲得コストで再度商品を購入する可能性の高い存在である。そのため、既存顧客は中長期的に商品を購入し続ける生涯顧客となる可能性が高く、企業に対してのロイヤルティーが高い顧客ほど、時間の経過とともに大きな利益をもたらす可能性が高いと考えられる。既存顧客向けのキャンペーンや、メールマガジンを配信するなど、既存顧客の再購入を促す販促活動が求められる。
しかし、企業が事業拡大していくためには、将来的な利益をもたらす新規顧客の獲得も重要な要素となるため、既存顧客の維持と両方のバランスを上手く取ることが大切である。

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1:5の法則の提唱者、フレデリック・F・ライクヘルドについて

「1:5の法則」は、アメリカのコンサルタント会社ベイン・アンド・カンパニーのフェローであるフレデリック・F・ライヘルドが提唱した。フレデリック・F・ライヘルドは2003年、コンサルティングマガジンで「世界で最も影響力のあるコンサルタント25名」の一人に選ばれている。彼の提唱する理論は現代のマーケティング戦略における重要な一部となっている。

フレデリック・F・ライヘルド(Frederick F. Reichheld)

1952年 生誕(アメリカ)
1974年 ハーバード大学で文学士号取得
1978年 ハーバードビジネススクールでMBA取得
1977年 ベイン・アンド・カンパニーに入社
1999年 同社初のフェローに選出
2003年 「世界で最も影響力のあるコンサルタント25名」の一人に選ばれる

1:5の法則に基づき、休眠顧客へのアプローチに成功した事例(スカイネット株式会社様)

1:5の法則に関するブログ記事

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