イベントマーケティングとは、保管している大量の顧客の行動履歴データと比較して、顧客が通常と違う行動を取ったとき、そこを顧客とのコミュニケーションのきっかけととらえるマーケティング手法のこと。イベント主導型マーケティング(EBM:Event Based Marketing)とも言う。
ここでいう「イベント」は催し物ではなく、顧客の行動の変化を指す。
顧客の行動の変化とは、例えば小売業であれば、Aという商品を定期購入している顧客がBという商品を購入した、金融業であれば定期的に入金のあった顧客の入金が増えた/減った、などがそれに当たる。

顧客全員に同一の内容・タイミングでコミュニケーションを取るのではなく、特定の行動を起こした顧客にだけそれに合った内容・タイミングで絞り込んだコミュニケーションを取ることで、集中的な経費の投下と、ターゲットに的確に情報が届くことが見込めるとされている。