ベネフィットとは
英語の「Benefit」をカタカナ読みした言葉であり、基本的な意味としては「利益」を指す。
マーケティングにおいてベネフィットは「顧客が商品から得られる恩恵(プラスの効果)」のことであり、商品やサービスそのものではなく、これらが与えるポジティブな影響のことを指す。具体的には、商品やサービスを購入した後にある「満足感」「充実感」「快適感」がベネフィットである。
ベネフィットとメリットとの違い
ベネフィットとよく似た言葉に「メリット」がある。
メリットは「商品やサービスそのものの強みや特徴」を指し、ベネフィットは「(商品やサービスの)メリットによって得られる恩恵」を指す点が異なる。
この2つの言葉は、明確な違いがあるにもかかわらず、混同されがちなので注意を要する。
例)高性能カメラ
メリット |
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ベネフィット | 前人未踏といえるほどクオリティの高い作品創りを実現 |
マーケティングにおけるベネフィットの重要性
たくさんの素晴らしい商品やサービスが存在している今の時代、単にメリットを伝えるだけではリピート購入や顧客のファン化は難しい。
だからこそ、顧客がその商品やサービスのベネフィットを理解し、感動や恩恵を感じることが重要となる。
つまり、顧客にとって何が得られるのかを伝えることが大切。
ベネフィットの種類
ベネフィットには、大きく分けて3種類が存在する。これらを使いわけることで、顧客に商品やサービスの魅力を最大限に伝えられる。
- 機能的ベネフィット
- 情緒的ベネフィット
- 自己実現ベネフィット
機能的ベネフィット
機能的ベネフィットは、商品やサービスの利用により得られる利益を指す。
例)食洗器
- お皿を洗ったり拭いたりする時間や労力が軽減できる
情緒的ベネフィット
情緒的ベネフィットは、商品やサービスの利用により、その人の情緒面にプラスの感情を与える利益を指す。
例)コーヒーマシン
- 自宅で簡単に本格コーヒーがたのしめてリッチな気分を味わえる
自己実現ベネフィット
自己実現ベネフィットは、商品・サービスの利用により、自己実現が叶えられる利益を指す。
例)自転車
- 憧れていた自動車にふさわしい自分になれると感じる
- 移動の時間や労力の軽減により空いた時間を自分の好きな時間にあてられる
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