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Salesforceで、リードのカスタム項目を、取引先/取引先責任者/商談オブジェクトのカスタム項目に引き継ぐ方法

リードの[取引の開始]に関する機能をひとつご紹介します。

リードで取引開始をした場合、以下の画面キャプチャのように、取引先/取引先責任者/商談オブジェクトのレコードがそれぞれ作成されます(取引先と商談は任意で作成可能ですね)。

リードの取引を開始する

「リードの取引を開始する」

おなじみの画面かと思いますが、このとき、「ある設定」をしておくと、作成される取引先/取引先責任者/商談オブジェクトのカスタム項目に、[取引の開始]をするリードのカスタム項目を受け渡すことができます。Salesforceの標準機能で「リードの項目の対応付け」と呼ばれているものですが、その設定方法を以下にご紹介します。

1. [設定] | [カスタマイズ] | [リード] | [項目]と、リード項目の設定画面に進みます。

2. 「リードの項目の対応付け」ボタンをクリックします。

リードカスタム項目の対応付け

リードカスタム項目の対応付け

この画面で「受け渡す項目」と「受け渡し先のオブジェクトと項目」を選択するだけです。この機能を利用すれば、リードのカスタム項目の情報を、[取引の開始]をしても消失させずに自動で取引先責任者に記録するといったことが可能になります。以下、利用例です。

利用例:リードの特定の情報をカスタム項目で管理しており、取引開始後も取引先責任者にその情報を引き継ぎたい。

この設定手順は以下の2ステップです。

  1. 取引先責任者にリードのカスタム項目と同じ型の項目を作成する。
  2. 「リードの項目の対応付け」で、リードのカスタム項目と取引先責任者に作成したカスタム項目を対応づける。

これだけです。実際に[取引の開始]をしてデータを見てみましょう。以下、取引開始前のリードの詳細画面です。

20130910_3_BeforeConvert-resized-600

引開始前のリードの詳細画面

この画面で[取引の開始]をします。その後、取引先責任者の詳細画面を見ると、以下のようになっています。

20130910_4_AfterConvert-resized-600

取引先責任者の詳細画面

取引開始後も、リードのカスタム項目の情報を引き継ぐことができました! ちなみに、対応付けの設定に関してはある程度の制限(ロングテキストエリア型の項目はテキスト型には対応できない、etc.)があるようです。なお、リードの「カスタム項目」ではなく「標準項目」の対応付けについては、ヘルプページに記載されています。

※記載されている内容は掲載当時のものであり、一部現状とは内容が異なる場合があります。ご了承ください。

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