【年末年始に読みたい!】
データ分析・データビジュアライゼーションに役立つ4冊
弊社のさまざまなスペシャリストに突撃取材し、今年読んだおすすめの本を紹介してもらうこのシリーズ。
第3回は、「データ分析・データビジュアライゼーションに役立つ4冊」。消費者行動予測技術の研究者である弊社の西尾のセレクションです。
西尾は、長年のエンジニア経験をいかし「技術を現場で活用する」ことをテーマに本ブログで執筆中です。彼のコメントと共に、データ分析とデータビジュアライゼーションに役立つおすすめ本をご紹介していきます。
1.「何を目的にして、どんな分析ができるか」を学べる2冊
具体的な手順や理論が説明されている専門書ではなく、「何を目的にして、どんな分析ができるか」ということが学べる書籍をピックアップしました。データ分析を理解するための入門書としておすすめの2冊です。
① 書籍名:データ・サイエンティストに学ぶ「分析力」
作者 :ディミトリ・マークス, ポール・ブラウン
出版社:日経BP社
企業のマーケティングにおいてどのようなことを分析したらよいか、その考え方が分かる本です。マーケティング領域に話題を絞り、豊富な事例を用いてビジネスの観点から分析をいかに活用するかが紹介されています。内容は私の想像以上で、かなり網羅的に「分析ができること」を掴むことができましたし、いくつか最先端(原著は2012年9月出版)の技術を知るキーワードが得られたのも収穫でした。
② 書籍名:購買心理を読み解く統計学―実例で見る心理・調査データ解析28
作者 :豊田 秀樹
出版社:東京図書
少し前の本ですが、28の最新分析法を具体的な実例をベースに紹介されているので、分析手法や技術・統計学そのものにあまり詳しくない方でも理解しやすい内容になっています。さまざまな分析手法が実際「何に使えるか」ということがイメージしやすくなるので、「技術を現場で活用する」ためには必読の1冊です。
2.分析結果を誰かに伝えるためのデータビジュアライゼーションをモノにする2冊
データビジュアライゼーションの目的は、大きく分けて「分析のため」と「分析結果を誰かに伝えるため」の2つがあります。マーケティング担当者が現場でデータ分析を実施し、そのデータを元に施策をすすめる際、意外と障壁になるのは後者の方が多いと感じます。
ここでは、データドリブンなマーケティングのために不可欠な「分析結果を誰かに伝えること」に関する書籍をピックアップしました。
① 書籍名:Show Me the Numbers: Designing Tables and Graphs to Enlighten(英書)
作者 :Stephen Few
出版社:Analytics Press
英語ですが、図が中心なので分かりやすいと思います。Excelなどでの作図、作表にもいかせるテクニックと、「なぜそうするか」という理論の両方が学べる良書です。
② 書籍名:外資系コンサルのスライド作成術―図解表現23のテクニック
作者 :山口 周
出版社:東洋経済新報社
日本語でデータビジュアライゼーションについての書籍は少ないのですが、これは良いと思います。100点に及ぶ豊富な図解・事例とともにスライド作成術が解説されていて、とてもわかりやすいです。主にプレゼンでの資料づくりに役立ちます。
次回は最終回です。弊社の社長である谷井からの今年のおすすめ本をご紹介します。お楽しみに!
※記載されている内容は取材当時のものであり、一部現状とは異なる場合があります。ご了承ください。
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