キャンペーンマネジメントとは?
※本記事に記載のPardotは、2022年4月7日にMarketing Cloud Account Engagementに製品名が変更になりました。
ここ最近、「キャンペーンマネジメント」というワードをよく耳にするようになった気がするのですが、皆様いかがでしょうか?海外の運用事例を耳にすることはありますが、実際に日本国内でキャンペーンマネジメントシステムを上手く活用している企業はあるのでしょうか?
今回は、キャンペーンマネジメントとは何か?そして何に活用できるのかを考えてみたいと思います。
キャンペーンマネジメントとは何か?
主要ベンダーとしてACT-ON MAP、Pardot、Marketo、シャノン・・・等が思い浮かびますが、どのツールを利用するにせよ、キャンペーンマネジメントシステムは「複数の施策を統合的に管理し、各施策の効果を検証するデータベースを中心にしたシステム」と共通して言えます。
当社でもキャンペーンを実施することが多々ありますが、基本的には以下の運用フローがベースになっています。
キャンペーン実施の8つのステップ
- 目標を決める
-例:CV数、PV数等 - 制限を設定する
-例:予算、期間 - 実施する
-メールマーケティング、Web系応募キャンペーン、店舗系シリアルキャンペーン等 - キャンペーンの進捗を確認する(時間別/日別)
-どのようなコンテンツやチャネルが成果となっているのか、メール配信や広告出稿など各施策を打つタイミングと時間軸を照らし合わせて把握する - 効果検証
-予算に対する成果、時間軸での外部内部要因を把握 - データベースへフィードバック
-例:CVした人が誰で、いつ、どのチャネルから流入したのか - 再度施策の検討
-ステップ1,2,と同様 - 再度実施する
キャンペーンマネジメントとは、顧客データを収めているデータベースを元に、キャンペーンの目標を設定し、それに見合う予算と期間を定め、ターゲットを抽出します。そしてコミュニケーションを実施し、進捗を把握、そのレスポンスをデータベースにフィードバックさせる仕組みであることを指します。
簡単に言うと、”PDCAを一元管理できる箱”でしょうか。
マーケティングオートメーションや統合マーケティングツールと、広義では同じではないかと思います。
キャンペーンマネジメントの活用方法
私たちに身近な施策で考えると、メールマーケティングが考えられます。
メールマーケティングは、適切な顧客に、適切なタイミングで適切な情報を届け、結果の分析や改善を実行及び管理できる仕組みがあることで成り立ちます。
そのような仕組みで得た顧客情報や購買履歴、Webアクセス履歴などは、担当部門ごと、または業務アプリケーションごとに管理されているのが一般的ですが、これをキャンペーンとして統合し一元管理することで、より精度の高いOne to Oneコミュニケーションを実現することができます。
キャンペーンマネジメントを実現するサービスは海外を中心に多数あり、国内にも、当社シナジーマーケティングやシャノン、エクスぺリアンなどがサービスを提供しています。今後、海外ベンダーの日本進出に合わせ、キャンペーンマネジメントシステムの導入を検討する機会が出てくるのではないでしょうか?
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※記載されている内容は掲載当時のものであり、一部現状とは内容が異なる場合があります。ご了承ください。