配信実績の連携設定(1):配信実績連携
Synergy!LEAD のメール配信機能の概要と「配信実績の連携設定」について説明します。
メール配信機能の概要
Synergy!LEAD のメール配信機能は、「メール配信(リード)」「メール配信(他オブジェクト)」「メール配信(キャンペーン)」の3つのタブから利用します。
それぞれの特徴は以下のとおりです。
メール配信(リード)
- 配信対象はリードオブジェクトのみ。
- 当社「Synergy!クラウド」と同期した独自の配信機能。
- 埋込コマンド、絞込条件に利用できる項目は、[ セットアップ ] で「連携項目設定」されている項目のみ。
- リードがクリックフィードバックURLをクリックした場合にWebトラッキングが可能。
- クリック、HTMLメール開封の情報は「キャンペーン」に紐づく。
- 配信実績は「リード配信実績」に登録される。
メール配信(他オブジェクト)
- 配信対象はカスタムオブジェクトと、キャンペーンメンバーを除く取引先責任者、リードなどの標準オブジェクト。
- 埋込コマンド、絞込条件に利用できる項目は配信対象オブジェクトの項目のみ。主従関係・参照関係にあるオブジェクトの項目は利用できない。
- 配信実績については、配信対象が「取引先責任者」の場合は「取引先責任者配信実績」、その他のオブジェクトの場合は任意設定したオブジェクトに登録される。ただし、任意設定したオブジェクトに登録するには下記で説明する「配信実績の連携設定」が必要。
- リードまたは取引先責任者がクリックフィードバックURLをクリックした場合、Webトラッキングが可能。ただしカスタムオブジェクトに格納されているデータがクリックフィードバックURLをクリックしてもWebトラッキングはできない。
メール配信(キャンペーン)
- 配信対象はキャンペーンメンバーオブジェクト。
- 埋込コマンドの利用できる項目は、キャンペーンメンバーオブジェクトの一部の項目、リード・取引先責任者オブジェクトの共通項目のみ。
- 絞込条件に利用できる項目は、キャンペーンメンバーオブジェクトの一部の項目のみ。
- 配信実績は、配信対象がリードの場合は「リード配信実績」に、取引先責任者の場合は「取引先責任者配信実績」に登録される。
- クリックフィードバックURLをリードまたは取引先責任者がクリックした場合、Webトラッキングが可能。
配信実績の連携
リード、取引先責任者、キャンペーンメンバーにメールを配信する場合、配信実績は「リード配信実績」または「取引先責任者配信実績」に登録されます。
上記以外のオブジェクトにメールを配信する場合は、配信実績用のカスタムオブジェクトを作成し、「配信実績の連携設定」をおこなう必要があります。ただし配信実績の情報が不要な場合、この設定は不要です。
配信実績の連携内容の確認方法
配信実績の連携設定内容は、以下の方法で確認します。
- [ セットアップ ] をクリックします。
- [ セットアップ ] が見当たらない場合は、[ + ] をクリックし、一覧から [ セットアップ ] をクリックします。
- 配信実績連携設定で、リードとリード配信実績、取引先責任者と取引先責任者配信実績が「連携中」と表示されています。
配信実績登録用のカスタムオブジェクト設定方法
- 配信実績を登録するためのカスタムオブジェクトを新規作成します。
[ 設定 ] | [ クイック検索 ] にて「オブジェクト」と入力、クリックします。[ 新規カスタムオブジェクト ] をクリックし、以下のように入力のうえ [ 保存 ] をクリックします。
【入力内容】- 表示ラベル:任意の名称を設定(例:カスタムオブジェクト配信実績)
- オブジェクト名:任意の名称を設定
- レコード名:任意の名称を設定(メールの件名が登録されるため「件名」という名称を推奨します)
- データ型:「テキスト」を選択
- 追加の機能:「レポートを許可」にチェックを付ける
- リリース状況:「リリース済み」を選択
- 1で新規作成したカスタムオブジェクトにてカスタム項目を作成します。
[ 設定 ] | [ クイック検索 ] にて1で作成したカスタムオブジェクトの名称を入力、クリックします。 - 「カスタム項目 & リレーション」で [ 新規 ] をクリックします。
- 新規作成するカスタム項目は以下の12項目です。各項目には「参照可能」の権限が必要です。
【作成内容】項番 表示ラベル API参照名
(項目名)データ型 注意点 1 配信結果ID SendResultId 数値 必須項目にチェックを入れてください。 2 配信対象ID RecipientId 参照関係 配信対象オブジェクトの参照型として定義します。
API参照名(項目名)は必ず左の通りの文言で設定します。
子リレーション名はAPI参照名と同様とします。3 本文URL MailBodyURL URL 4 配信日時 SendDate 日付/時間 5 エラー詳細 ErrorDetail 選択リスト 以下を選択肢に追加します。 - エラーなし
- 受信拒否
- 宛先不明
- ドメインが見つからない
- SPAMと見なされた
- メールボックスが一杯
- メールアドレス書式エラー
- 配信リストクリーニング機能による除外
- その他エラー
6 エラー日時 ErrorDate 日付/時間 7 開封結果 OpenResult 選択リスト 以下を選択肢に追加します。 - 未使用
- 未開封
- 開封済
8 開封日時 OpenDate 日付/時間 9 クリック結果 CFResult 選択リスト 以下の文言を選択肢に追加します。 - 未使用
- 未クリック
- クリック済
10 クリック日時 CFDate 日付/時間 11 外部キー Key テキスト 以下をチェックします。 - ユニーク設定:値の重複を許可しない
- 外部ID :外部システムの一意のレコード識別子として設定する
- 文字数:80文字
12 本文リンク MailBodyLink 数式(テキスト) 下記数式を設定します。
HYPERLINK(MailBodyURL__c, "本文へのリンク")
「配信実績の連携設定」方法
- [ セットアップ ] をクリックします。
- [ セットアップ ] が見当たらない場合は [ + ] をクリックし、一覧から [ セットアップ ] をクリックします。
- [ 配信実績連携 ] をクリックします。
- [ 連携先追加 ] をクリックします。
- 配信対象のオブジェクトと上記で作成したカスタムオブジェクトを選択します。
- 最後に、[ 連携開始 ] をクリックします。
下記のように「連携中」と表示されると設定が完了です。
注意点
- 上記設定後、本番配信の前にテスト配信用のメールアドレスを配信対象オブジェクトに登録してメール配信をおこなってください。その配信実績が配信実績登録用のカスタムオブジェクトに正常に登録されているか、一定時間経過後に確認してください。
- クリックフィードバックと開封確認のデータは、1時間ごとに集計され同期時に登録されます。
- 配信エラーについては、エラーメール受信後にエラー内容が判定され、その判定結果が同期時に登録されます。エラーメールが送信されるタイミングは、相手先のメールサーバにより異なります。
- 確認方法は「レポートを作成する」、もしくは「タブを作成する」の2種類があります。
- 「配信実績連携」がOFFになっている場合、配信実績の連携がおこなわれません。 下記のように「配信実績連携をOFFにする」と表示されていればON(配信実績の連携がおこなわれている)の状態です。
メール配信機能の概要
Synergy!LEADのメール配信機能は、「メール配信(リード)」「メール配信(他オブジェクト)」「メール配信(キャンペーン)」の3つのタブから利用します。
それぞれの特徴は以下のとおりです。
メール配信(リード)
- 配信対象はリードオブジェクトのみ。
- 当社「Synergy!クラウド」と同期した独自の配信機能。
- 埋込コマンド、絞込条件に利用できる項目は、[ セットアップ ] で「連携項目設定」されている項目のみ。
- リードがクリックフィードバックURLをクリックした場合にWebトラッキングが可能。
- クリック、HTMLメール開封の情報は「キャンペーン」に紐づく。
- 配信実績は「リード配信実績」に登録される。
メール配信(他オブジェクト)
- 配信対象はカスタムオブジェクトと、キャンペーンメンバーを除く取引先責任者、リードなどの標準オブジェクト。
- 埋込コマンド、絞込条件に利用できる項目は配信対象オブジェクトの項目のみ。主従関係・参照関係にあるオブジェクトの項目は利用できない。
- 配信実績については、配信対象が「取引先責任者」の場合は「取引先責任者配信実績」、その他のオブジェクトの場合は任意設定したオブジェクトに登録される。ただし、任意設定したオブジェクトに登録するには下記で説明する「配信実績の連携設定」が必要。
- リードまたは取引先責任者がクリックフィードバックURLをクリックした場合、Webトラッキングが可能。ただしカスタムオブジェクトに格納されているデータがクリックフィードバックURLをクリックしてもWebトラッキングはできない。
メール配信(キャンペーン)
- 配信対象はキャンペーンメンバーオブジェクト。
- 埋込コマンドの利用できる項目は、キャンペーンメンバーオブジェクトの一部の項目、リード・取引先責任者オブジェクトの共通項目のみ。
- 絞込条件に利用できる項目は、キャンペーンメンバーオブジェクトの一部の項目のみ。
- 配信実績は、配信対象がリードの場合は「リード配信実績」に、取引先責任者の場合は「取引先責任者配信実績」に登録される。
- クリックフィードバックURLをリードまたは取引先責任者がクリックした場合、Webトラッキングが可能。
配信実績の連携
リード、取引先責任者、キャンペーンメンバーにメールを配信する場合、配信実績は「リード配信実績」または「取引先責任者配信実績」に登録されます。
上記以外のオブジェクトにメールを配信する場合は、配信実績用のカスタムオブジェクトを作成し、「配信実績の連携設定」をおこなう必要があります。ただし配信実績の情報が不要な場合、この設定は不要です。
配信実績の連携内容の確認方法
配信実績の連携設定内容は、以下の方法で確認します。
- [ セットアップ ] をクリックします。
- [ セットアップ ] が見当たらない場合は、[ さらに表示▼ ] をクリックし、一覧から[ セットアップ ] をクリックします。
- 配信実績連携設定で、リードとリード配信実績、取引先責任者と取引先責任者配信実績が「連携中」と表示されます。
配信実績登録用のカスタムオブジェクト設定方法
- 配信実績を登録するためのカスタムオブジェクトを新規作成します。
[ 歯車マーク ] | [ 設定 ] | [ オブジェクトマネージャ ] | [ 作成 ] | [ カスタムオブジェクト ] をクリックし、下記のように入力して [ 保存 ] をクリックします。
【入力内容】- 表示ラベル:任意の名称を設定(例:カスタムオブジェクト配信実績)
- オブジェクト名:任意の名称を設定
- レコード名:任意の名称を設定(メールの件名が登録されるため「件名」という名称を推奨します)
- データ型:「テキスト」を選択
- 追加の機能:「レポートを許可」にチェックを付ける
- リリース状況:「リリース済み」を選択
- 1で新規作成したカスタムオブジェクトにてカスタム項目を作成します。
[ 項目とリレーション ] | [ 新規 ] をクリックします。
- 新規作成するカスタム項目は以下の12項目です。各項目には「参照可能」の権限が必要です。
【作成内容】項番 表示ラベル API参照名
(項目名)データ型 注意点 1 配信結果ID SendResultId 数値 必須項目にチェックを入れてください。 2 配信対象ID RecipientId 参照関係 配信対象オブジェクトの参照型として定義します。
API参照名(項目名)は必ず左の通りの文言で設定します。
子リレーション名はAPI参照名と同様とします。3 本文URL MailBodyURL URL 4 配信日時 SendDate 日付/時間 5 エラー詳細 ErrorDetail 選択リスト 以下を選択肢に追加します。 - エラーなし
- 受信拒否
- 宛先不明
- ドメインが見つからない
- SPAMと見なされた
- メールボックスが一杯
- メールアドレス書式エラー
- 配信リストクリーニング機能による除外
- その他エラー
6 エラー日時 ErrorDate 日付/時間 7 開封結果 OpenResult 選択リスト 以下を選択肢に追加します。 - 未使用
- 未開封
- 開封済
8 開封日時 OpenDate 日付/時間 9 クリック結果 CFResult 選択リスト 以下の文言を選択肢に追加します。 - 未使用
- 未クリック
- クリック済
10 クリック日時 CFDate 日付/時間 11 外部キー Key テキスト 以下をチェックします。 - ユニーク設定:値の重複を許可しない
- 外部ID :外部システムの一意のレコード識別子として設定する
- 文字数:80文字
12 本文リンク MailBodyLink 数式(テキスト) 下記数式を設定します。
HYPERLINK(MailBodyURL__c, "本文へのリンク")
「配信実績の連携設定」方法
- [ セットアップ ] をクリックします。
- [ セットアップ ] が見当たらない場合は、[ さらに表示▼ ] をクリックし、一覧から [ セットアップ ] をクリックします。
- [ 配信実績連携 ] をクリックします。
- [ 連携先追加 ] をクリックします。
- 配信対象のオブジェクトと上記で作成したカスタムオブジェクトを選択します。
- 最後に、[ 連携開始 ] をクリックします。
下記のように「連携中」と表示されると設定完了です。
注意点
- 上記設定後、本番配信の前にテスト配信用のメールアドレスを配信対象オブジェクトに登録してメール配信をおこなってください。その配信実績が配信実績登録用のカスタムオブジェクトに正常に登録されているか、一定時間経過後に確認してください。
- クリックフィードバックと開封確認のデータは、1時間ごとに集計され同期時に登録されます。
- 配信エラーについては、エラーメール受信後にエラー内容が判定され、その判定結果が同期時に登録されます。エラーメールが送信されるタイミングは、相手先のメールサーバにより異なります。
- 確認方法は「レポートを作成する」、もしくは「タブを作成する」の2種類があります。
- 「配信実績連携」がOFFになっている場合、配信実績の連携がおこなわれません。 下記のように「配信実績連携をOFFにする」と表示されていればON(配信実績の連携がおこなわれている)の状態です。