「メール配信(他オブジェクト)」で親オブジェクトの項目を絞り込み条件に利用するには?
「メール配信(他オブジェクト)」で親オブジェクトの項目を絞り込み条件に利用することはできません。
しかし配信対象とする子オブジェクトに親オブジェクトの項目を参照する「数式項目」を作成することで、親オブジェクトの登録内容を元に絞り込みができるようになります。
「取引先責任者」への配信で「取引先」の項目を絞り込み条件に利用します。
数式項目の設定
このページでは「メール配信(他オブジェクト)」の「取引先責任者」への配信で、「取引先」にある「業種」項目を絞り込み条件とする例を説明します。「業種」項目のデータ型は「選択リスト」とします。数式項目の利用方法は参照する項目の型によって異なり、下記の方法はあくまで一例となります。意図通りに作成できない場合やエラーが出る場合は、Salesforce にお問い合わせください。
- [ 設定 ] | [クイック検索 ] に「取引先責任者」と入力し、[ 項目 ] をクリックします。
- 「取引先責任者カスタム項目 & リレーション」の [ 新規 ] をクリックします。
- [ 歯車マーク ] | [ 設定 ] | [ オブジェクトマネージャー ] | [ 取引先責任者 ] をクリックします。
- [ 項目とリレーション ] | [ 新規 ] をクリックします。
- 「取引先責任者カスタム項目 & リレーション」の [ 新規 ] をクリックします。
- 「数式」をチェックし、[ 次へ ] をクリックします。
- 「項目の表示ラベル」「項目名」に任意の名称を入力します。「数式の戻り値のデータ型」は「テキスト」にチェックし、[ 次へ ] をクリックします。
- 入力エリアに数式を入力します。「数式の戻り値のデータ型」が「テキスト」の場合は、TEXT(項目名)と入力します。
「項目名」については [ 項目の挿入 ] をクリックし、[ 取引先責任者 ] | [ 取引先 ] | [ 業種 ] を選択し、[ 挿入 ] をクリックします。そうすると入力エリアに「項目名」を挿入することが出来ます。
- [ 次へ ] | [ 次へ ] | [ 保存 ] とクリックします。
これで「取引先責任者」に「取引先」の「業種」項目と同じデータが入っている項目ができました。この項目をメール配信時の絞り込み条件で利用します。
以上の方法を使えばリレーションがある他のオブジェクトにおいても利用できますので、ぜひお試しください。
数式項目は「メール配信(他オブジェクト)」と「メール配信(キャンペーン)」でご利用いただけます。埋め込みコマンドでも利用いただけます。