「一度も開封したことがない受信者」を抽出するには?
メルマガのように同じ対象者に何度も配信を行っている場合に、一度も開封したことがない受信者を抽出する方法です。抽出は Salesforce で作成するレポートと Excel で行います。
なお、特定のメールの未開封者を抽出するには、こちらをご覧ください。
- 本作業を行うには、配信実績連携が必要です。(「リード」「取引先責任者」オブジェクトには標準で設定されています)
- 配信実績は配信先のオブジェクトごとに記録されます。
- そのため「メール配信(キャンペーン)」の場合は「リード」「取引責任者」のレポートを作る必要があります。
【設定の流れ】
- Salesforce でレポートを作成する
- Excel で未開封の対象を特定、フラグインポート用のファイルを作成する
- インポートを行う
- フラグを絞込条件として、確認用のSalesforceレポートを作成する
以下説明の抽出対象は「取引先責任者」です。
「リード」または「カスタムオブジェクト」のレポートを作成する場合は、以下1-2.のレポートタイプを選ぶ画面で「配信対象IDが関連するリード配信実績」または「配信対象IDが関連する(カスタム配信実績オブジェクト名)」を選びます。
Salesforce でレポートを作成する
Salesforce で配信対象毎の開封状況を集計するレポートを作成します。
- [ レポート ] | [ 新規レポート ] をクリックします。
- レポートタイプを選択で、「その他のレポート」内の「配信対象IDが関連する取引先責任者配信実績」を選び、[ 作成 ] をクリックします。レポートタイプは虫眼鏡のある入力エリアからキーワードで検索することもできます。
- プレビュー画面で以下のように設定します。
- 表示:すべての取引先責任者配信実績
- 日付項目:エラー日時
- 範囲:常時
- 「条件」の [ 追加 ] をクリックし、「項目の絞り込み」を選択、以下の項目を設定します。
【2016/9/1~2016/11/30で開封がない方を選ぶ場合】- 配信日時 >= "2016/9/1"
- 配信日時 <= "2016/11/30"
- 開封結果 次の文字列と一致しない "未使用"
- 以下項目を左の項目メニューからプレビューエリアにドラッグ & ドロップします。
- 配信対象ID: 取引先責任者 ID
- 開封結果
- 配信対象ID: 姓
- 配信日時
- 取引先責任者配信実績: 件名
- 表形式形式のプルダウンから「マトリックス形式」を選び、グルーピング項目を以下項目をドラック & ドロップします。
- 行のグルーピング:配信対象ID: 取引先責任者 ID
- 列のグルーピング:開封結果
- 表示のプルダウンで詳細のチェックを外し、詳細情報を非表示にします。
- [ レポートを実行 ] をクリックし、[ 印刷用に表示 ] をクリック、ファイルを保存します。
Excel で未開封の対象を特定、フラグインポート用のファイルを作成する
上記で保存したファイルを開きます。そのまま開くとエラーになるため、先に以下設定を行ってください。
- ダウンロードしたファイルアイコンを右クリックし、[ プロパティ ] をクリックします。
- [ 全般 ] の「セキュリティ」にて [ ブロックを解除 ] | [ OK ] をクリックします。
- 「配信対象ID: 取引先責任者」の行にフィルタを設定し、開封済が”0”のみに絞り込み、一旦保存しておきます。
- インポートファイルを作成します。新規の Excelファイルを作成し、項目に「配信対象ID: 取引先責任者」と「開封なしフラグ」を追加します。
- 「配信対象ID: 取引先責任者」列に上記3.で表示されたIDを貼り付けし、「開封なしフラグ」列に"1"を入力します。
- 3.の絞り込み件数と貼り付けた件数が一致することを確認します。
- 名前を付け、CSV形式で保存します。
インポートを行う
- 「取引先責任者」に「開封なしフラグ」の項目を新規作成します。データ型は「テキスト」以外でも問題ありません。その場合、上記のインポートファイルの「開封なしフラグ」の値は型に適したものに変更してください。
- データ型:テキスト
- 項目名:開封なしフラグ(任意)
- [ 設定 ] | [ クイック検索 ] で「インポート」と入力、「データインポートウィザード」をクリックし、[ ウィザードを起動 ] をクリックします。
- [ 標準オブジェクト] | [ 取引先と取引先責任者 ] | [ 既存のレコードを更新 ] をクリック、「取引先責任者の一致条件」のプルダウンから「SalesforceID」を選びます。
- 「アップロードする CSV ファイルをここにドラッグ」に保存したCSVファイルをドラッグ & ドロップし、[ 次へ ] をクリックします。
- 項目の対応付けの編集画面の編集 [ 対応付け ] をクリックし、以下のように「対応付けられたSalesforceオブジェクト」と「CSVヘッダー」項目の関連づけを行います。
対応付けられた Salesforce オブジェクト CSV ヘッダー 取引先責任者: Salesforce ID 配信対象ID:取引先責任者 取引先責任者:開封なしフラグ 開封なしフラグ - [ 次へ ] | [ インポートを開始 ] と進めインポートを完了します。
インポート完了後は、フラグを絞込条件として、レポートを作成したり、対象者に配信を行うことができます。
フラグを絞込条件として、確認用のSalesforceレポートを作成する
- 「レポート」の [ 新規レポート ] をクリックします。
- レポートタイプを選択で、「取引先と取引先責任者」フォルダ内の「取引先責任者と取引先」を選び、[ 作成 ] をクリックします。レポートタイプは虫眼鏡のある入力エリアからキーワードで検索することもできます。
- プレビュー画面で以下のように設定します。
- 表示:すべての取引先
- 日付項目:作成日
- 範囲:常時
条件の「追加」のプルダウンで「項目の絞り込み」を選択、以下の項目を選び設定します。- 開封なしフラグ:次の文字列と一致する: "1"
プレビューエリアで、表示したい項目を並び替えたり、左の項目メニューからドラッグ & ドロップで追加します。不要な場合は項目名を選択し [ ▼ ] から削除します。
【表示項目例】- 姓
- 名
- 取引先名
- メール
- [ レポートを実行 ] をクリックし、レポートを表示します。また必要に応じ保存します。
レポート画面の「キャンペーンに追加」をクリックすると、レポート対象者を指定したキャンペーンのメンバーとして追加できます。このキャンペーンメンバーを対象に、メール配信(キャンペーン)で配信を行うことができます。
例えば、「リード」「取引先責任者」の未開封者に一度にメールを送りたい場合は、それぞれのレポートから同一のキャンペーンに追加を行うことで、配信が可能です。
例えば、「リード」「取引先責任者」の未開封者に一度にメールを送りたい場合は、それぞれのレポートから同一のキャンペーンに追加を行うことで、配信が可能です。
Salesforce でレポートを作成する
Salesforceで配信対象ごとの開封状況を集計するレポートを作成します。
- [ レポート ] | [ 新規レポート ] をクリックします。
- [ その他のレポート ] | [ 配信対象IDが関連する取引先責任者配信実績 ] を選び、[ 続行 ] をクリックします。
レポートタイプは「レポートタイプを検索・・・」にキーワードでを入力して検索することもできます。
- [ 検索条件 ] をクリックし、「表示」「エラー日時」を以下のように設定します。
- 表示:すべての取引先責任者配信実績
- 日付:エラー日時、範囲:常時
- [ 検索条件を追加・・・ ] に「配信日時」「開封結果」を入力し、それぞれ以下のように設定をします。
【2018/1/1~2018/3/31で開封がない方を選ぶ場合】- 配信日時: >= "2018/1/1"
- 配信日時: <= "2018/3/31"
- 開封結果: 次の文字列と一致しない "未使用"
- [ アウトライン ] をクリックし、「列」右横の [ ▼ ] | [ 列をすべて削除 ] を選択してください。削除後、以下項目を左の項目メニューで検索し、ダブルクリックして追加してください。
- 配信対象ID: 取引先責任者 ID
- 開封結果
- 配信対象ID: 姓
- 配信日時
- 取引先責任者配信実績: 件名
- 「配信対象ID: 取引先責任者 ID」横の [ ▼ ] | [ この項目で行をグループ化 ] をクリックします。「開封結果」横の [ ▼ ] | [ この項目で列をグループ化 ] を選択します。
- 画面下の [ 詳細行 ] をクリックします。
- [ 実行 ] | [ 保存 ] をクリック「名前」を入力してフォルダ名を選択し [ 作成 ] をクリックします。
- [ ▼ ] | [ エクスポート ] | [ フォーマット済みレポート ] | [ エクスポート ] をクリックしてファイルを保存します。
Excel で未開封の対象を特定、フラグインポート用のファイルを作成する
- 上記で保存したファイルを開きます。
- 「配信対象ID: 取引先責任者 ID 」の行にフィルタを設定し、開封済が”0”のみに絞り込み、一旦保存しておきます。
- インポートファイルを作成します。
新規の Excel ファイルを作成し、項目に「配信対象ID: 取引先責任者」と「開封なしフラグ」を追加します。
- 「配信対象ID: 取引先責任者」列に上記2.で表示されたIDを貼り付けし、「開封なしフラグ」列に"1"を入力します。
- 2.の絞り込み件数と貼り付けた件数が一致することを確認します。
- 名前を付け、CSV形式で保存します。
インポートを行う
- 「取引先責任者」に「開封なしフラグ」の項目を新規作成します。データ型は「テキスト」以外でも問題ありません。その場合、上記のインポートファイルの「開封なしフラグ」の値は型に適したものに変更してください。
- データ型 :テキスト
- 項目名:開封なしフラグ(任意)
- [ 歯車マーク ] | [ 設定 ] | [ クイック検索 ] に「インポート」と入力、「データインポートウィザード」を選択し、「ウィザードを起動する」をクリックします。
- [ 標準オブジェクト ] の [ 取引先と取引先責任者 ] | [ 既存のレコードを更新 ] をクリック、「取引先責任者の一致条件」のプルダウンから「SalesforceID」を選びます。
- 「アップロードする CSV ファイルをここにドラッグ」に保存したCSVファイルをドラッグ & ドロップし、[ 次へ ] をクリックします。
- 項目の対応付けの編集画面の編集 [ 対応付け ] をクリックし、以下のように「対応付けられたSalesforceオブジェクト」と「CSVヘッダー」項目の関連づけを行います。
対応付けられた Salesforce オブジェクト CSV ヘッダー 取引先責任者: Salesforce ID 配信対象ID:取引先責任者 取引先責任者:開封なしフラグ 開封なしフラグ - [ 次へ ] | [ インポートを開始 ] と進めインポートを完了します。
インポート完了後はフラグを絞込条件として、レポートを作成したり、対象者に配信を行うことができます。
フラグを絞込条件として、確認用のSalesforceレポートを作成する
- [ レポート ] | [ 新規レポート ] をクリックします。
- レポートタイプの選択で、「取引先と取引先責任者」フォルダ内の [ 取引先責任者と取引先 ] を選び、[ 続行 ] をクリックします。
レポートタイプは「レポートタイプを検索・・・」にキーワードでを入力して検索することもできます。 - [ 検索条件 ] をクリックし、「表示」「作成日」を以下のように設定します。
- 表示:すべての取引先
- 日付 :作成日
- 範囲:常時
- [ 検索条件を追加・・・ ] に「開封なしフラグ」を入力し、それぞれ以下のように設定をします。
【条件設定例】- 開封なしフラグ
- 次の文字列と一致する:1
- [ アウトライン ] をクリックし、「列」右横の [ ▼ ] | [ 列をすべて削除 ] を選択してください。削除後、以下項目を左の項目メニューで検索し、ダブルクリックして追加してください。
【表示項目例】- 姓
- 名
- 取引先名
- メール
- [ 実行 ] をクリックし、レポートを表示します。また、必要に応じ保存します。
レポート画面の [ 編集 ] | [ キャンペーンに追加 ] をクリックすると、レポート対象者を指定したキャンペーンのメンバーとして追加できます。このキャンペーンメンバーを対象に、メール配信(キャンペーン)で配信を行うことができます。
例えば「リード」「取引先責任者」の未開封者に一度にメールを送りたい場合は、それぞれのレポートから同一のキャンペーンに追加を行うことで、配信が可能です。
例えば「リード」「取引先責任者」の未開封者に一度にメールを送りたい場合は、それぞれのレポートから同一のキャンペーンに追加を行うことで、配信が可能です。