分析スナップショットを使って過去との比較やデータの傾向を知る
スナップショット機能を使って過去からのデータの累計や時系列でのトレンドの把握する。
0.はじめに
分析スナップ ショットを使用すると、その時点のデータをスナップショットとして専用のオブジェクトに保存することができます。
それにより過去からのデータの累計や時系列でのトレンドの把握ができます。
今回はスナップショットの設定方法について説明します。
1.対象のレポートと保存先のオブジェクトの決定
今回は商談のレポートを対象に、週ごとに、商談のフェーズ、担当者、取引先、金額 の集計をスナップショットとして保存することにします。
レポートの項目 | 集計グルーピング | 保存先オブジェクト項目名(データ型) |
---|---|---|
フェーズ | ✔ | フェーズ(テキスト) |
担当者 | ✔ | 担当者名(テキスト) |
取引先 | ✔ | 取引先名(テキスト) |
金額 | 金額(通貨) |
レポートは商談オブジェクトを対象に、上記の項目を出力するものをあらかじめ作成しておきます。(レポート名を「商談レポート」にしています。既存のレポートや他の名前でもかまいません。)
その際に、集計グルーピングに✔のある項目は集計グルーピングに設定しておきます。
次に保存先オブジェクトを作成します。
上記のデータ型項目名で、オブジェクトを作成し、オブジェクト名を「商談スナップショット」にします。
今回は商談のレポートを対象に、週ごとに、商談のフェーズ、担当者、取引先、金額 の集計をスナップショットとして保存します。
レポートの項目 | 集計グルーピング | 保存先オブジェクト項目名(データ型) |
---|---|---|
フェーズ | ✔ | フェーズ(テキスト) |
担当者 | ✔ | 担当者名(テキスト) |
取引先 | ✔ | 取引先名(テキスト) |
金額 | 金額(通貨) |
レポートは商談オブジェクトを対象に、上記の項目を出力するものをあらかじめ作成しておきます。(レポート名を 「商談レポート」にしています。既存のレポートや他の名前でもかまいません。)
その際に、集計グルーピングにある✔のある項目は集計グルーピングに設定しておきます。
次に保存先オブジェクトを作成します。
上記のデータ型項目名で、オブジェクトを作成し、オブジェクト名を「商談スナップショット」にします。
2.スナップショットの設定
まず [ 設定 ] | [ 管理 ] | [ データの管理 ] | [ 分析スナップショット ] を開きます。
分析スナップショット名、必要に応じて説明を入力します。対象のレポートと分析スナップショットを保存するオブジェクトを選択します。
ここでは先に準備しておいたレポート名、商談スナップショットオブジェクトを指定します。
次にレポートと分析スナップショットの対応付けを設定します。
対応付けが可能な型が自動的に候補として表示されるので、対応付けを設定して [ 保存 ] をクリックします。
分析スナップショットの詳細画面が表示されます。
次にスナップショットを取得するスケジュールの設定を行うため、[ 分析スナップショットのスケジュール ] の [ 編集 ] をクリックします。
スケジュールの詳細を設定し、[ 保存 ] をクリックします。
メールの送信先を 自分とそれ以外の送信対象を選びます。
また、実行スケジュールを毎週日曜の22:00にします。システムの状況によって、選択できる時刻が制限される場合があります。
分析スナップショットのスケジュールが確定されました。
これでスケジュールにしたがって分析スナップショットが作成され、メールで結果が対象者に送信されるようになります。
作成時はまだ1回も実行していないため、実行履歴には何も表示されていません。
今後、実行されるたびに実行履歴が登録され、詳細画面で確認できるようになります。
分析スナップショットの次回の実行スケジュールは、[ 設定 ] | [ 監視 ] | [ スケジュール済みジョブ ] で確認します。
分析スナップショットは、作成した「商談スナップショット」オブジェクトを対象にレポートを作成することで、過去との比較や動向を分析することができます。
今回作成した分析スナップショットを参考にレポートを作成してデータ分析に活用してみましょう。
[ 歯車マーク ] | [ 設定 ] | [ 機能設定 ] | [ 分析 ] | [ レポート&ダッシュボード ] | [ レポート作成スナップショット ] を開きます。
[ 新規レポート作成スナップショット ] をクリックします。
分析スナップショット名、必要に応じて説明を入力します。
対象のレポートと分析スナップショットを保存するオブジェクトを選択します。
ここでは先に準備しておいたレポート名、商談スナップショットオブジェクトを指定します。
次にレポートと分析スナップショットの対応付けを設定します。
対応付けが可能な型が自動的に候補として表示されるので、対応付けを設定して [ 保存 ] をクリックします。
分析スナップショットの詳細画面が表示されます。
次にスナップショットを取得するスケジュールの設定を行うため、[ レポート作成スナップショットをスケジュール設定 ] の [ 編集 ] をクリックします。
スケジュールの詳細を設定し、[ 保存 ] をクリックします。
メールの送信先を 自分とそれ以外の送信対象を選びます。
また、実行スケジュールを毎週日曜の12:00にします。
システムの状況によって、選択できる時刻が制限される場合があります。
分析スナップショットのスケジュールが確定されました。
これでスケジュールにしたがって分析スナップショットが作成され、メールで結果が対象者に送信されるようになります。
作成時はまだ1回も実行していないため、実行履歴には何も表示されていません。
今後、実行されるたびに実行履歴が登録され、詳細画面で確認できるようになります。
分析スナップショットの次回の実行スケジュールは、[ 歯車マーク ] | [ 設定 ] | [ 環境 ] | [ ジョブ ] | [ スケジュール済みジョブ ] で確認します。
分析スナップショットは、作成した「商談スナップショット」オブジェクトを対象にレポートを作成することで、過去との比較や動向を分析することができます。
今回作成した分析スナップショットを参考にレポートを作成してデータ分析に活用してみましょう。
3.演習
今回説明した分析スナップショットを作成してください。また、商談オブジェクトを対象にレポートを作成し、月間の商談内容の動向を確認できるようにしてください。