メール配信(キャンペーン)で、メール配信(リード)のオプトアウト項目を活用するには?
Synergy!LEADの「メール配信(リード)」タブでメール配信を行う中で、受信者のメール購読解除(オプトアウト)を管理するためにチェックボックス型や選択リスト型のカスタム項目(以下、リードオプトアウト項目と呼びます)を利用するという運用を、多くのお客様で実施されていると思います。
先日6月25日にリリースしたSynergy!LEADの新バージョンにキャンペーンメンバー向けのメール配信機能を搭載したことにともない、「メール配信(キャンペーン)」タブが新たに追加されました。これにより、リードと取引先責任者の両方がメンバーとなっているキャンペーンに簡単にメールを配信できるようになりました。ただし、この「メール配信(キャンペーン)」機能でリードに対してメールを配信する場合、リードオプトアウト項目として設定できるのは日付型のカスタム項目のみとなります。
すなわち、リードが含まれるキャンペーンメンバーにメールを配信する際は、リードオプトアウト項目として日付型項目を利用する形になります。この記事では、チェックボックス型や選択リスト型の項目から日付型項目にリードオプトアウト項目を移行する方法をご紹介します。新しいリードオプトアウト項目へ移行することで、以下のようなメリットがあるため、移行をぜひご検討ください。
・Synergy!LEADには3つのメール配信機能があります。「メール配信(リード)」「メール配信(他オブジェクト)」「メール配信(キャンペーン)」です。リードオプトアウト項目を移行することで、すべての配信機能で同一項目を共通で利用でき、操作ミスや誤配信の発生を抑制できます。
・Salesforceのキャンペーン機能やSynergy!LEADの「キャンペーンメンバー向けメール配信」機能の両方を有効に活用できるようになり、業務効率の向上が期待できます。
※記事中に記述されている「テスト」とは、あくまで最終確認テストとなります。事前にSandbox環境で入念にテストを行ってから移行してください。
※移行後は、古いリードオプトアウト項目を利用した配信を行わないでください。メール配信(リード)、メール配信(他オブジェクト)、メール配信(キャンペーン)すべてで新しいリードオプトアウト項目をご利用ください。オプトイン、オプトアウト用のフォームは、そのままご利用いただく必要があるため、変更不要です。
■概要
- リードオブジェクトに日付型カスタム項目(以下、新リードオプトアウト項目と呼びます)を新たに作成する。
- ワークフローの自動更新で
「データが更新されたら新リードオプトアウト項目に日付をセットまたはクリアする」
設定を行う。 - ワークフローは、ワークフロー設定前に存在するリードオブジェクトのデータを更新しないため、データローダや開発コンソール等でリードオブジェクトの全レコードを強制的に一括更新する。
- メール配信(リード)の絞り込み条件に旧リードオプトアウト項目を利用しているデータを新リードオプトアウト項目へと更新する。
- ワークフローを以下のように最適化設定する。
「旧リードオプトアウト項目が更新されたら新リードオプトアウト項目に日付をセットまたはクリアする」
以上で、旧リードオプトアウト項目を新リードオプトアウト項目に移行できます。